今日は、NPOの資金調達について書きたいと思います。
基本的にNPOが行う活動って対象者からお金を貰いにくい活動が多いと思います。
じゃあ、運営費はどうするかっていうと、
自腹でやってるか、
仲間からのカンパや寄付でまかなったりしているって人もいたりします。
民間の助成金や行政の補助金の申請をして活動費を確保する人もいるでしょう。
行政から委託費をプレゼンなどで勝ち取って事業型として
やっているNPOもいるでしょう。
どちらにせよ、委託費、助成金、補助金は永遠に続く見込みがあるわけではありません。
結局、安定して計算できるのは、事業に共感してもらって応援してくれる寄付を
どれだけ、継続してもらうかが鍵を握っていると思います。
でも、友人や、出会った人に寄付ください!っていうのはなかなか勇気がいりませんか?
ぼくはめっちゃ勇気がいります。
自分の活動は賛同してもらえるはずだと思っていても、なかなか言いにくい。
だから、寄付を集めやすい仕組みを考える力が必要
例えば
①なにかクリックするだけで支援金が届く仕組みを活用
これは、YOUTUBEの動画をアップして広告収入をはかるとか、
GOODDOというサイトの応援するボタンの活動などが代表例としてあげられる
これはスマホ持ってる人だったら金銭負担なしでNPO支援できるからいいよね!
②購入型のアフィリエイト的手法の導入
団体のホームページの広告から買い物をすると、その団体に支援金(広告収入)が入る仕組みのもの
これだと、買いたいものがあれば、リスクなくNPOを応援してもらえる
Amazonの欲しいものリストを公開して寄付者を募るやり方もあるよね
③物をもらう方法
いまの時代なんでもお金に変えれます。
古本の売却益を寄付に充てるバリューブックスやちゃりぼんの仕組みの活用
切手やはがきや商品券の売却益を寄付にあてるハンガーフリーワールドの活用
Amazonで自分でゲームなど出品するのも方法のひとつ
④寄付付き商品の提案
お店とコラボして、特定の商品が売れたらその売上の一部を寄付します
という仕組みを企業に提案する方法。
これ大げさに考えがちだけど、
地元の居酒屋とコラボしてビール1杯につき1円を寄付しますよー
ってのでも十分だと思う。
⑤資金調達サイトの活用
ギブワンやファーボなどネットで寄付できるサイトが増えました。
そこに登録をします。でも登録しただけでは全くお金は集まりません。
それを理由に自分の仲間に寄付をお願いするんです。
頼みにくいなら頼みやすい話のネタになる状況にするという手法ですね。
これならみんなもフェイスブックとかで拡散してくれる可能性高いし。
まあ、思いつくだけでもこれだけある。
全部に共通することはちゃんとやらんと効果はないってとこ。
こういったファンドレイジングの仕組みを常に考えて、
自分の団体でできること、できないことを考えて
しっかりと安定した資金調達ができるNPOが増えれば、
日本にも寄付文化が根付くのではないだろうか。
ぼくが理事を務める公益財団法人ふじのくに未来財団でも、
資金調達のアドバイスができるように、財団自体も資金調達のアイディアを
常に考えていきたいものです。