鈴木和樹の活動家日誌

生活困窮の問題をなんとかしたい!の気持ちだけで活動を続けて、早8年目。 鈴木和樹の日々感じたことを書いていきます。

タグ:生活困窮者自立支援法


4月2日に放送された 


NHK ハートネットTV 新セーフティネット 私たちにできる地域づくり

の生放送後のインタビュー記事がNHKさんのホームページで掲載されました。


出演者インタビュー】鈴木和樹さん「困窮者を自己責任だと放っておく社会でいいのか」



ぼくの支援活動に対する根底に有る部分をお話できたのではないかと思っています。


今日は、とある市の生活困窮者自立支援の支援調整会議に参加させていただいた。
(その後、もうひとつの市の支援調整会議にも参加)


こういった会議で思うのは、自分は総合職って感じだなぁと思う

生活に困っている方の支援の中で幅広い知識が必要だ。

例えば

①年金についての知識(未納の方が多かったり、払っててもらえるのに手続きしてなかったり)

②行政サービスの手続きなどの知識

③生活保護法

④労働基準法、派遣法

⑤自己破産等に関する知識

➅障がい者支援に関する知識

⑦傾聴スキルに関する知識

⑧就労支援の知識(キャリアコンサルタント的知識)

⑨医療制度に関する知識

⑩依存性に関する知識

⑪DV等に関する知識


などなど


あげるときりがありません。(このほかにもたくさんあげるとあります)


相談自体も①だけとか、④だけとかではなく、複合的に問題としてあって
相談に来るときには、かなりそれが顕在化している状況で相談にきます。


ですので、ぼくら相談を受ける側の人間は、
幅広い知識を持っていなければ、
専門家につなぐことすらできないし、相談者の主訴に気づくことすらできません。


例えば、キャリアコンサルタントでも、
社会福祉士の勉強範囲は抑えておく必要があると思うし、

社会福祉士の人も、キャリアコンサルタントのような
就労支援の勉強範囲は抑えてく必要もある。

これは、支援の現場にいれば当然必要性を痛感して、
身につけざる得ないのだけれども、
なかなかそれが難しいよう。



生活困窮者自立支援法がはじまり、
全国各地の自治体で相談窓口が設置されました。


そこの職員の能力はばらばらで、地域によって格差が当然ある。
さきほどあげた、広範囲にわたる知識を有している職員を配置しているところは
けっして多くない。


 これを問題としてとらえ、底上げをしていくのか、
設置することをゴールにして、中身の充実を図らずにほっといてしまうのか

ぼくは、そこの部分が心配です。 

といいつつも、自分に専門性がないのが悩みだったりします(笑)


私個人のホームページを開設しました。
自分の所属している団体などの活動を紹介しつつ、
関わっている団体さんとの対談などを掲載していこうと思っています。

作成してくれた友人に感謝です。


鈴木和樹公式サイト

http://suzuki-kazuki.jp/
 


 http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2015-04/02.html
(NHK ハートネットTV)


鈴木和樹が出演します。


生放送でツイッターで議論に参加できます。
ぜひ応援ツイートしてください!

著書を全て持っている宮本先生と一緒に議論できる喜びを感じています。

下記は詳細になります。
 

詳細

徹底生討論 新制度をいかすために

日時  4月2日 20:00~20:30
放送局  NHK ハートネットTV
出演者 宮本太郎(中央大学教授)
    鈴木和樹(NPO法人POPOLO 事務局長)



1503926_650939785010660_7270647621473764842_n

NPO法人ホームレス支援全国ネットワークが主催する

「伴走型支援士2級講座」を受講してきました。

この講座は生活困窮者支援に関わる法体系から、
支援プランの作成まで、
未経験の方だとちょっと難しい中身ではありますが、
普段から支援活動をしている人であれば、
かなり実務に即した内容の講座です。

 今回は静岡県で実施のため、県内関係者が多いのかなと思っていたのですが、
北は北海道、南は福岡まで多種多様な参加者構成でした。

同じように、生活に困っている人をなんとか応援したい
という気持ちを持つ仲間の方々と知り合う機会にもなり、
非常に意義のある3日間でした。

POPOLOの活動も静岡で活動する団体の代表として話をさせていただく
時間まで与えていただき、県外の方に私たちの活動を伝えることが
できたかなぁと思っています。

 

↑このページのトップヘ