鈴木和樹の活動家日誌

生活困窮の問題をなんとかしたい!の気持ちだけで活動を続けて、早8年目。 鈴木和樹の日々感じたことを書いていきます。

カテゴリ: 生活困窮者自立支援法関連

全国で唯一のNPOが主導して、

行政の枠組みを超えて、
複数市で生活困窮者自立支援法による一時生活支援事業を
行っているのはNPO法人POPOLOだけです。


2015年度から広域連携に参加している自治体は

三島市、沼津市、富士宮市、富士市、藤枝市、島田市、掛川市です。


2016年度から

熱海市、伊豆市、焼津市が参加予定です。


まだ契約をしっかりと交わしたわけではないので、予定でしかないのですが、


静岡県内35市町中10市町が、
POPOLOの提案する一時生活支援事業に興味を持ってもらえたって訳です。


理由としては、実績面が大きかったと思います。


過去5年間において、入居者の60%以上が就労して、
生活保護以上の収入を得ているという点が大きく評価されていること。


そして、静岡県内全域で、年間約1400件以上もの食料支援を
行っているフードバンクふじのくに(POPOLOが事務局の一員)の
行政や社協と連携した食料支援の実績が大きいからだと思います。


行政と協働を行うには、作法があり、信頼性と公益性が大事になってきます。


2010年にこの活動をPOPOLOとして、始めたときには、
信頼も公益性もだれにも評価されませんでした。


やはり信頼は日々の活動の積み重ねでしかなく、
丁寧に実績と提案資料を作成し、対話を重ねて行くことが大事でしょうか。


今回の会合は10市で結ぶ協定書の中身の検討でした。


POPOLOとしては、行政の枠組みを超え、
一体的にみんなで支援をしていきましょうよ。
という表現に拘った。


その結果、協定には支援を行う際に複数市が関係する際は、
連携して、支援を行っていくという表現が加えられたことは大きな成果だと思っている。


全国的に一時生活支援事業の実施状況はあまりよくない。
なぜなら、自分たちの自治体で行うと、
家がない人が集ってきてしまうという問題が発生するからだ。


だれか他の自治体がやってくれれば、そっちにおしつけることができるからだ。


こういった問題を解決する為にも、一時生活支援事業は広域で行うべきだと、
ぼくは考えているし、他県でもこういった形で実施ができるように応援していきたい。


9月10日 

栃木県宇都宮市にある、「しごとや」さんの視察に
POPOLO理事長の望月と行ってきました。


柏でフードバンク団体を立ち上げたいとの相談があったため、
前日に東京入りしていました。

当日の朝、「いざ栃木へ!」
というときに入ってきたニュース

「栃木県全域に大雨特別警報」


さすがにこんなときに伺ったらとてつもなく迷惑では!?と思い

すぐに、しごとやさんに連絡

・・・すると

「雨は弱まってきているので、こちらは大丈夫です」とのお返事!

「えっ?いいんですか?」と驚くぼくと望月

新幹線も動いているので、栃木へ向かう事にしました。


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川の水位がかなり高かったのですが、宇都宮市自体は、
雨もこぶりになっていて、これてよかったなぁーなんて思っていたのですが、
テレビを見ていないってのは怖いものですね。

まさか、家に帰ったあとに栃木や茨城が大変な状況になっていたとは・・・
ガラケーだと緊急災害速報が流れないんですよね・・・。

そんなことも知らずに、しごとやさんに到着し、
さっそく見学および事業説明をしていただきました。

特徴としては、

①働きたくても働けない若者の支援として作られた
②体験、訓練、実践の戸別段階的に対応し就労に結びつけようとしている
③非雇用型だが、一定の報奨金(交通費や消耗品費などのために渡す)が参加した若者に支払われる
④ジョブトレーナーがつき、現場にはジョブトレーナーも含め4人1組が基本
⑤ジョブトレーナーはお兄ちゃん的存在で、技能だけでなく精神的な支えとなり自立を応援
➅中間的就労体験先の企業にそのまま就職する事例もある

こんな感じでしょうか。

しごとやさんのプログラムは若者向けに作られていますが、
このノウハウはPOPOLOハウスを利用する
中高年にも使えるんじゃないかと感じました。

中間的就労は、労働力の搾取だという意見があるのは、
ぼくもわかっていますし、起こりうる問題だという認識は持っています。

しかし、現実問題として、
採用担当者や社長さんは、
履歴書一枚や面接の短い時間で判断するとどうしても、
学歴や職歴などで判断してしまう。
人物本位の採用が難しいとおっしゃっています。
 
中間的就労で働きぶりをみてもらうことで、 
人物本位の採用がされる可能性は十分あります。

ぼくは、その仕組みを社会全体で作っていきたいと思う。


大きな可能性を秘めていると感じた視察になりました。

しごとやさん本当にありがとうございました。 


4月2日に放送された 


NHK ハートネットTV 新セーフティネット 私たちにできる地域づくり

の生放送後のインタビュー記事がNHKさんのホームページで掲載されました。


出演者インタビュー】鈴木和樹さん「困窮者を自己責任だと放っておく社会でいいのか」



ぼくの支援活動に対する根底に有る部分をお話できたのではないかと思っています。

来年度に向けて
富士POPOLOハウスの改修工事がスタートしました。

POPOLOハウスとは、お金も、家も、食べるものもないという方に対して、
キャリアコンサルタントによる就労支援をあわせて行いながら、
住居、食事、衣服の提供を行う施設です。

就労率は50%を超え、
生活に困った方の、生活保護 以外の選択肢の提供を目的としています。


今回の工事は、疊をフローリングに交換し、壁紙をかえ、床の絨毯の張替えです。
2段ベッドの導入も行います。

来年度は、近隣に女性も使える2号館の開設
就労準備ホームの開設も控えているので、
忙しくなりそうです。

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NPO法人ホームレス支援全国ネットワークが主催する

「伴走型支援士2級講座」を受講してきました。

この講座は生活困窮者支援に関わる法体系から、
支援プランの作成まで、
未経験の方だとちょっと難しい中身ではありますが、
普段から支援活動をしている人であれば、
かなり実務に即した内容の講座です。

 今回は静岡県で実施のため、県内関係者が多いのかなと思っていたのですが、
北は北海道、南は福岡まで多種多様な参加者構成でした。

同じように、生活に困っている人をなんとか応援したい
という気持ちを持つ仲間の方々と知り合う機会にもなり、
非常に意義のある3日間でした。

POPOLOの活動も静岡で活動する団体の代表として話をさせていただく
時間まで与えていただき、県外の方に私たちの活動を伝えることが
できたかなぁと思っています。

 

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