鈴木和樹の活動家日誌

生活困窮の問題をなんとかしたい!の気持ちだけで活動を続けて、早8年目。 鈴木和樹の日々感じたことを書いていきます。

2015年09月


先日、経済学者で慶應義塾大学教授である金子勝先生と、対談させていただきました。


週刊金曜日の誌面内の企画で、金子先生が、様々な社会活動を行っている人と
その人の生い立ちから、今の活動にいたったきっかけなどを対談形式で取材は行われました。


私が関わっている富士POPOLOハウス、フードバンクふじのくにの事務所にも、
それぞれ視察もしていただきました。


対談の中で、非常に共通認識だったことは、
ワンストップではない別の方法を福祉で模索していく必要があるという事でした。


私が事務局長を務めるPOPOLOでは、ワンストップを目指した取り組みをしてきましたが、
2014年くらいから、うまくいっている感じがしませんでした。


そこで、広域な連携、連帯を軸にジェネラリスト的な広範囲の分野の知識を持ち、
様々な関係機関と、困窮している当事者をつなぐだけではなくしっかりと、
コーディネートしつつ、支援計画の主軸となるような仕掛け、仕組みを作る必要があると考えました。
その結果、現在のPOPOLOの支援の特徴として、
【 一体的支援 】をキーワードに、行政や、民間企業との広域連携スタイルが確立していきました。


金子先生も、分散ネットワーク型社会という言葉を用いて、
同じような表現をされていて、非常に近い部分を感じましたし、
私としても、気づきをいただいた対談でした。


image (4)


この対談の様子は、まだ掲載日が未定ですが、
冬あたりになるとおもいますので、またお知らせします。


静岡県内の方にしか、見ることができませんが、
フードバンクふじのくにの取り組みが放送されます。
ぼくもインタビューされていますので、映っていると思います。

静岡朝日テレビさんはCSRの一環として、
「未来の子どもたちのために」「静岡を元気に」を合言葉に
静岡の魅力を再発掘する番組を作っています。
そんなプロジェクトが静岡のチカラプロジェクトです。

ということで、フードバンクふじのくにが静岡のチカラだ!
っていう番組を作ってもらいました!

2分くらいですが、取材時間はめっちゃ長めでした(笑)
下記に詳細を記載しておきますのでぜひご覧下さい。


番組 静岡朝日テレビ 静岡のチカラ

日時 2015年9月20日  15時20分~

内容 フードバンクふじのくにの取り組み
 


9月10日 

反貧困ネットワークの主催講座に、一時生活支援事業の事例提供者として参加しました。

栃木に視察に行っていたので、ぎりぎりの到着になってしまいました。 

もやいの大西理事長とは、1回お会いしたことがあるくらいだったので、
一緒に講演の場で対談する的なものはなかったんです。

鈴木ともやいの関係は遡ること2007年になります。
当時インターネットカフェの店長をしていて、
生活に困っている方になにか活動をしたいなぁと思っていたぼくは、
当時もやいの事務局長の湯浅誠さんにいきなりメールをし、
暑苦しいメールを送ったのが活動をはじめたきっかけでした。

もう8年も経ってるんだなぁとしみじみ。

しかも、いっしょの場で事例を発表しているとは、
2007年のぼくには想像がつかないだろうーなー
なんて感慨深い想いを抱いていました。

大西さんとのやりとりは、思いの外スムーズで
ぼくの現場での話に対して、補足を入れていただき、
会場の参加者さんにはいい講座になったのではないでしょうか。

12003348_424987284292574_2137906260374625067_n


11987092_424987450959224_2226579093114518949_n

11988351_424988344292468_5894116429630687343_n


POPOLOの一時生活支援事業は、
かなり特殊な幕の内弁当的な仕組みですので、
なかなか他の県に定着するのは難しいかもしれないけど、
参考にしていただけたらいいなぁなんて思っています。






 


9月10日 

栃木県宇都宮市にある、「しごとや」さんの視察に
POPOLO理事長の望月と行ってきました。


柏でフードバンク団体を立ち上げたいとの相談があったため、
前日に東京入りしていました。

当日の朝、「いざ栃木へ!」
というときに入ってきたニュース

「栃木県全域に大雨特別警報」


さすがにこんなときに伺ったらとてつもなく迷惑では!?と思い

すぐに、しごとやさんに連絡

・・・すると

「雨は弱まってきているので、こちらは大丈夫です」とのお返事!

「えっ?いいんですか?」と驚くぼくと望月

新幹線も動いているので、栃木へ向かう事にしました。


IMG_4203


image_2

川の水位がかなり高かったのですが、宇都宮市自体は、
雨もこぶりになっていて、これてよかったなぁーなんて思っていたのですが、
テレビを見ていないってのは怖いものですね。

まさか、家に帰ったあとに栃木や茨城が大変な状況になっていたとは・・・
ガラケーだと緊急災害速報が流れないんですよね・・・。

そんなことも知らずに、しごとやさんに到着し、
さっそく見学および事業説明をしていただきました。

特徴としては、

①働きたくても働けない若者の支援として作られた
②体験、訓練、実践の戸別段階的に対応し就労に結びつけようとしている
③非雇用型だが、一定の報奨金(交通費や消耗品費などのために渡す)が参加した若者に支払われる
④ジョブトレーナーがつき、現場にはジョブトレーナーも含め4人1組が基本
⑤ジョブトレーナーはお兄ちゃん的存在で、技能だけでなく精神的な支えとなり自立を応援
➅中間的就労体験先の企業にそのまま就職する事例もある

こんな感じでしょうか。

しごとやさんのプログラムは若者向けに作られていますが、
このノウハウはPOPOLOハウスを利用する
中高年にも使えるんじゃないかと感じました。

中間的就労は、労働力の搾取だという意見があるのは、
ぼくもわかっていますし、起こりうる問題だという認識は持っています。

しかし、現実問題として、
採用担当者や社長さんは、
履歴書一枚や面接の短い時間で判断するとどうしても、
学歴や職歴などで判断してしまう。
人物本位の採用が難しいとおっしゃっています。
 
中間的就労で働きぶりをみてもらうことで、 
人物本位の採用がされる可能性は十分あります。

ぼくは、その仕組みを社会全体で作っていきたいと思う。


大きな可能性を秘めていると感じた視察になりました。

しごとやさん本当にありがとうございました。 

↑このページのトップヘ