9月10日 

栃木県宇都宮市にある、「しごとや」さんの視察に
POPOLO理事長の望月と行ってきました。


柏でフードバンク団体を立ち上げたいとの相談があったため、
前日に東京入りしていました。

当日の朝、「いざ栃木へ!」
というときに入ってきたニュース

「栃木県全域に大雨特別警報」


さすがにこんなときに伺ったらとてつもなく迷惑では!?と思い

すぐに、しごとやさんに連絡

・・・すると

「雨は弱まってきているので、こちらは大丈夫です」とのお返事!

「えっ?いいんですか?」と驚くぼくと望月

新幹線も動いているので、栃木へ向かう事にしました。


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川の水位がかなり高かったのですが、宇都宮市自体は、
雨もこぶりになっていて、これてよかったなぁーなんて思っていたのですが、
テレビを見ていないってのは怖いものですね。

まさか、家に帰ったあとに栃木や茨城が大変な状況になっていたとは・・・
ガラケーだと緊急災害速報が流れないんですよね・・・。

そんなことも知らずに、しごとやさんに到着し、
さっそく見学および事業説明をしていただきました。

特徴としては、

①働きたくても働けない若者の支援として作られた
②体験、訓練、実践の戸別段階的に対応し就労に結びつけようとしている
③非雇用型だが、一定の報奨金(交通費や消耗品費などのために渡す)が参加した若者に支払われる
④ジョブトレーナーがつき、現場にはジョブトレーナーも含め4人1組が基本
⑤ジョブトレーナーはお兄ちゃん的存在で、技能だけでなく精神的な支えとなり自立を応援
➅中間的就労体験先の企業にそのまま就職する事例もある

こんな感じでしょうか。

しごとやさんのプログラムは若者向けに作られていますが、
このノウハウはPOPOLOハウスを利用する
中高年にも使えるんじゃないかと感じました。

中間的就労は、労働力の搾取だという意見があるのは、
ぼくもわかっていますし、起こりうる問題だという認識は持っています。

しかし、現実問題として、
採用担当者や社長さんは、
履歴書一枚や面接の短い時間で判断するとどうしても、
学歴や職歴などで判断してしまう。
人物本位の採用が難しいとおっしゃっています。
 
中間的就労で働きぶりをみてもらうことで、 
人物本位の採用がされる可能性は十分あります。

ぼくは、その仕組みを社会全体で作っていきたいと思う。


大きな可能性を秘めていると感じた視察になりました。

しごとやさん本当にありがとうございました。