今日は、とある市の生活困窮者自立支援の支援調整会議に参加させていただいた。
(その後、もうひとつの市の支援調整会議にも参加)


こういった会議で思うのは、自分は総合職って感じだなぁと思う

生活に困っている方の支援の中で幅広い知識が必要だ。

例えば

①年金についての知識(未納の方が多かったり、払っててもらえるのに手続きしてなかったり)

②行政サービスの手続きなどの知識

③生活保護法

④労働基準法、派遣法

⑤自己破産等に関する知識

➅障がい者支援に関する知識

⑦傾聴スキルに関する知識

⑧就労支援の知識(キャリアコンサルタント的知識)

⑨医療制度に関する知識

⑩依存性に関する知識

⑪DV等に関する知識


などなど


あげるときりがありません。(このほかにもたくさんあげるとあります)


相談自体も①だけとか、④だけとかではなく、複合的に問題としてあって
相談に来るときには、かなりそれが顕在化している状況で相談にきます。


ですので、ぼくら相談を受ける側の人間は、
幅広い知識を持っていなければ、
専門家につなぐことすらできないし、相談者の主訴に気づくことすらできません。


例えば、キャリアコンサルタントでも、
社会福祉士の勉強範囲は抑えておく必要があると思うし、

社会福祉士の人も、キャリアコンサルタントのような
就労支援の勉強範囲は抑えてく必要もある。

これは、支援の現場にいれば当然必要性を痛感して、
身につけざる得ないのだけれども、
なかなかそれが難しいよう。



生活困窮者自立支援法がはじまり、
全国各地の自治体で相談窓口が設置されました。


そこの職員の能力はばらばらで、地域によって格差が当然ある。
さきほどあげた、広範囲にわたる知識を有している職員を配置しているところは
けっして多くない。


 これを問題としてとらえ、底上げをしていくのか、
設置することをゴールにして、中身の充実を図らずにほっといてしまうのか

ぼくは、そこの部分が心配です。 

といいつつも、自分に専門性がないのが悩みだったりします(笑)